怪しい住人たちだらけのマンションに引っ越してきてしまった手塚夫妻。

入居早々の住民会で、誰にだって消えてほしい人はいるということを前提に行われ、もちろんただのストレス発散だと思われた交換殺人ゲーム。

しかし紙を引いてしまった時点で交換殺人は成立していたのです。

自分が実行する時、そして自分が書いた人が殺される時、交換殺人ゲームとは、二度も人を殺してしまう恐ろしいゲームだったんです。

恐ろしい殺人の連鎖を止めることはできるのか?

今回は気になる「あなたの番です」4話のあらすじ、ネタバレ、見どころ、感想などをお送りします。

あなたの番です 4話 あらすじ


店舗での爆発で田中政雄(名倉右喬)が亡くなります。ゲームで彼の名を記したのはシンイー(金澤美穂)で、殺すのは藤井(片桐仁)の番でした。

シンイーの住む部屋のベランダの植木鉢に刺された包丁には、「あなたの番です」とありました。

爆発は事故の可能性が高いとされながらも、警察は捜査を続行。


そんな中、開かれた住民会では誰もが疑心暗鬼になっていました。自らの名前を紙に記したことを明かした洋子(三倉佳奈)は引いた人を探そうとしますが、みんな黙り込みます。

洋子は書いた名前を言い合うべきだと言いますが、そのまま住民会は終了。

浮田(田中要次)は洋子に、自分は赤池幸子(大方斐紗子)の名前を引いたと明かします。

菜奈(原田知世)はゲームのことをなぜか翔太(田中圭)に言わず、結局尾野(奈緒)から、知らされることになるのでした。

翔太は、スポーツジムの会員、細川(野間口徹)と、夫婦のことや交換殺人ゲームのことまで話すほど仲良くなっていました。

菜奈にストーカーまがいの行動をしていた細川の正体とは…

さらに、タナカマサオの死の衝撃も冷めやらぬ住民たちを新たな恐ろしい事件が襲います。

あなたの番です 4話 ネタバレ


繋がる交換殺人の連鎖

藤井の引いた紙に記されていたタナカマサオがガス爆発によって命を落としました。

菜奈と久住(袴田吉彦)が早苗(木村多江)にその事実を知らせ、事故として処理されたと伝えます。

菜奈はこれまでの3人の死について、藤井が口にしたルール通りの順番になっているのではと話します。

菜奈の言うように交換殺人が成立しているとすれば、あのゲームで殺したい人を書いたのは13人で3人がすでに死亡し、残り10人が死ぬことになるかもしれません。

本当に殺されるとは考えもせず店長の名前を書いたシンイーは、脅迫文の書かれた包丁を見て怯えますが、不法滞在の外国人仲間を住まわせているので警察に助けを求めることはできません。

手塚家の揉め事

洗濯物を取り込んで片付けている菜奈に翔太は、名探偵のマネをして推理を始めようとします。

さらに自分たちの身近なところで立て続けに人が死んでいる理由と尋ねられた菜奈は、「わかりません」と答えます。

その時菜奈は嘘をつく時にやってしまう、手を組む癖が出てしまっていました。

翔太はそれを見て見ぬ振りで「我々が名探偵の域に達したから」と言います。

名探偵は行く先々で事件に巻き込まれるものだと嬉しそうに言う翔太に菜奈は「それって楽しい?」と呆れ顔。

元気のない菜奈を励まそうとしたようですが、靴下を裏返してカゴに入れてくれたほうが元気になるなどと嫌味を言われ、しつこく怒られるのでごまかそうと「夏色」を歌うと、また怒られました。

すっかり元気をなくしてしまった翔太は、仕事にも身が入りません。

会員の細川に指摘され、翔太は妻を遠くに感じていることや、マンションで起こっていることなどを話してしまいます。


トレーニングを終え、ロッカールームで着替えをする細川。

他の会員さんが足元のカバンに気付かず蹴ってしまい、細川に謝りました。

すると細川は、その人のカバンを思い切り蹴っ飛ばし、「大丈夫ですよ、これでおあいこなんで」と言ったのです。

これが彼の本性なのでしょうか。

マンションに漂う不穏な空気

ベンチに座ってラジオを聴いている赤池さんちの嫁姑。

幸子は、介護してなかったら大きいだけの女と美里(峯村リエ)をバカにします。

美里は仕方なくありがとうございますと言いますが、お礼の言い方にスナック時代のくせが出てるとまたもや嫌味を言われ、立ち上がって「ありがとうございます!」と頭を下げます。

その夜、暗くなっても一人で遊んでいる北川そら(田中レイ)にご飯を食べさせてあげようと、児島佳世(片岡礼子)が断るそらの腕をつかみ誘いますが、そらは逃げていきました。

タナカマサオの件でシンイーと常連客の藤井に会いに刑事がやってきましたが、二人ともうまくごまかしました。

私を殺さないで

定例住民会にみんなが集まるまで雑談をしていた菜奈と久住と早苗。

早苗は警察が来ていたことを伝えます。

タナカマサオの死について久住に尋ねられた藤井は、動機がないと無罪を主張します。

珍しく田宮(生瀬勝久)が欠席で、話題は、彼が設置した隠しカメラのことに及び、やりすぎではないかという意見が出ます。

洋子は警察が来ないか見張っているのではと言い出します。

もしそうだとしたらゲームに参加した全員が「殺人教唆」で逮捕されてしまうのです。

あのゲームに仕方なく参加した洋子は自分の名前を書いたようで、それを引いた人に名乗り出るよう訴えますが、全員が黙り込んでしまいます。

そこで洋子は、みんなが誰の名を書いたのかを言い合おうと提案しますが、みんな口を開こうとしません。


そこへ遅れてやって来た木下あかね(山田真歩)。

彼女はゲームのことを知らないので、早苗が住民会をお開きにしました。

みんな帰り、残った菜奈は洋子に納得できないと詰め寄られます。

そこにいた浮田は、自分の紙には赤池幸子と書いてあったと言います。

もう一人居合わせた黒島(西野七瀬)と共に、4人で引いた名前を共有することになりますが、洋子の名はありませんでした。

菜奈の嘘

住民会の後はいつも元気がないと翔太は菜奈を心配します。

力になりたいと言われても、菜奈はゲームのことを話せず、仕事の悩みだとごまかしました。

翔太は婚姻届けを差し出し、菜奈が出したい時に出すようにと伝えます。


翌朝、翔太を待ち伏せ声をかける幹葉。

幹葉が差し出したのはお弁当箱でした。

しかも中身ではなく手作りのお弁当箱のプレゼント…

喜びより驚きが勝ったと翔太に言われ、話題を変えた幹葉はゲームのことを話してしまいます。

菜奈の嘘を知らされた翔太はショックをうけ、仕事場でもずっと考えを巡らせていました。

菜奈はどうしてゲームのことを隠すのか、翔太は菜奈が書いたのが自分に知られたくない人物かもしれないという可能性に行き着きます。


その頃、菜奈は赤池家でスポーツウェアを幸子にプレゼントし、不在だった美里の分も渡します。

そして、殺す順番となるはずのシンイーは、バイト先の店長のタナカマサオのお通夜に出席するため、木下にマナーを教わります。

優しく教えてくれた木下に感謝しつつ、「みんなが言うほど嫌な人じゃないな」と余計な一言。


その後、ゴミ置き場の掃除係の木下は捨ててあるゴミ袋を無断でほどき、分別ができているかのチェック。

シンイーのゴミと同じく、なぜか黒島のゴミの中にも「御仏前」の袋が入っていました。

木下がゴミの写真を撮る姿を、誰かがのぞいていました。


アニキの正体


菜奈の後をつけていた怪しいスポーツジムの会員、細川と仲良くなった翔太は夫婦間の悩みだけでなくゲームのことまで明かします。

細川は冗談混じりに、菜奈が書いたのは翔太の名前だから言えないんだと言い、それに対し翔太は超愛し合ってるからそれはあり得ないとのろけます。

悩ませてあげるのも優しさだと親身に相談に乗る細川は翔太に比べてずっと大人でイイ男に見えます。

クライアントの会社で打ち合わせ中の菜奈の元に夫がやってきます。

担当者が菜奈の夫として把握していたのは細川だったのです。


戦慄のバースデー


その夜、浮田たちが慣れた様子で外出。

車には怪しいビニールシートがありました。

シンイーには再び脅迫状が届き、手塚家では翔太が豪華な手料理で菜奈を迎えました。

さらに赤池家では、突然電気を消した美里がバースデーケーキを持ってきました。

今日は美里の誕生日だったのです。

すると、爆音で音楽が流され、その音に嫌な予感がした早苗は菜奈に連絡し、翔太を連れて3人で様子を見に行くことになりました。

同じくただならぬ気配を感じ、赤池家の前にいた藤井も合流します。

ドアは開いており、部屋に入ると、暗闇の中赤池夫妻が首を切られて息絶えていました。

幸子の頭には袋が被せられ、それを取ると、幸子は先程大音量で流れていた「ジュリアに傷心」を狂ったように大声で歌います。

ケーキには赤池美里と書かれたプレートが乗せられていました。

あなたの番です 4話 見どころ


今回、まるでストーカーのように菜奈の買い物姿を見ていた怪しい人物であるにもかかわらず、翔太の働くスポーツジムに新規会員としてやって来てすっかり意気投合し、翔太がアニキと慕うようにまでなってしまった細川の正体が明かされます。

菜奈はどうしてゲームのことを翔太に話せないのか、どうして婚姻届を出すことを拒み続けているのか、そこには驚くべき真実が隠されていました。

そして、「あなたの番です」史上最も衝撃的なラストは必見です。

あなたの番です 4話 注目キャスト


今回注目したのは、赤池家の嫁、赤池美里を演じている峯村リエさんです。

どこにでもいる普通の主婦感が満載の赤池美里。

この女優さん、見たことあるようなないような…

どこで見たかと言われると返答に困ってしまいます。

しかし、調べてみると驚くほどたくさんの映画やドラマに出演されているベテラン女優さんでした。

2000年に放送された「池袋ウエストゲートパーク」でのキャシー役なんかは、今でもはっきり記憶に残っていて、間違いなく峯村リエさんだったと認識できました。

なんだかキャラの濃い役どころが多かったようですね。

小劇場で場数を踏んでこられたんだろうなと想像できるほどに演技に深みを感じることができる峯村リエさん。

NHK大河ドラマ「真田丸」で茶々の乳母・大蔵卿局を演じたことで一気に知名度がアップ。

今回のドラマ、「あなたの番です」での美里役は、仲の良い嫁姑を演じているという設定なので、複雑な表現を強いられる役どころ。

精神が壊れていく場面も含め、見事としか言いようのない演技力を感じます。

あなたの番です 4話 感想

なんだかこのドラマの中で殺人が起こることに慣れてしまいつつある中で、まさかのどんでん返し的な赤池夫妻の死は新鮮でした。

大きな音に驚いた早苗。

大きな声に驚いた藤井。

音と声、その違いに引っかかってしまいます。

藤井は誰のどんな声を聞いたのでしょう。


そして、二人とも殺されたということは、紙には赤池夫妻と書かれていたのでしょうか。

ここまで立て続けに人が死んだ以上、このマンションの住人が疑われるのは時間の問題ですよね。

個人的には浮田たちの行動がとても気になるところですが、今回は細川の正体が明らかになりました。

翔太と話している彼はとても好感の持てる男性に見えますが、ジムのロッカールームでの彼の行動には目を疑いました。

菜奈が翔太にゲームのことを話せなかった理由は、元夫の細川の名前を書いたから。

婚姻届の提出をごまかして拒み続けていたのは細川との離婚がまだ成立していないから。

そう考えるのが自然ですよね。

翔太が度重なる菜奈の嘘に耐えられるのか少し心配です。

まとめ

このドラマは回を重ねるごとに恐ろしさを増し、毎回驚きの連続です。

けれどただの怖いドラマではなく、簡単に「殺す」とか「死ね」とか言っちゃダメなんだという警告のような気もするんですよね。

このまま全ての死の真相が明らかにされないまま話が進んでいくと思うと、ウズウズしてしまいます。

そして、菜奈は翔太にほんとのことを話せるんでしょうか。

自ら名前を書いた洋子は殺されてしまうのでしょうか。


以上、
「あなたの番です」4話は赤池美里に注目!あらすじネタバレはこちらから!

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