ドラマ『スキャンダル専門弁護士QUEEN』は、回を追うごとに面白くなってきてると感じてるのは私だけでしょうか?
危機管理能力というものが企業にとっても個人にとっても重要となっている現代。
弁護士がインターネットや週刊誌の記事、会見に至るまで、世の中のあらゆる情報を操作することでクライアントに起こったトラブルを解決し、本当に望んでいることを見抜いてそこに着地するという、斬新すぎる発想と予想のつかないストーリー。
そして全てを知り尽くしたような氷見の数々の姑息な手段で解決していくドラマです。
今回は一体どんな女性が氷見たちの元を訪れるのでしょうか。
気になる第7話のあらすじ、ネタバレ、見どころ、感想などをお届けしたいと思います。
Contents
スキャンダル専門弁護士QUEEN 7話 あらすじ
今夜10時は『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』第7話👸
あるスマホ決済サービスのカード不正利用事件📱
システム開発責任者・芦原江梨子(西山繭子)は、自分の育休中に起きた不祥事の全責任を負わされかねないと、氷見(竹内結子)の勤める法律事務所を訪れる。
その原因はマタハラだったーー#カンテレ pic.twitter.com/Dprn5cTJSk— カンテレ (@kantele) 2019年2月21日
氷見(竹内結子)たちは、ペイグッド社のスマートフォンで決済ができるサービスで、顧客のクレジットカードが第三者に不正に使用されていたという情報をテレビのワイドショーで知ります。
その報道を聞いて被害者の一人となった藤枝(中川大志)は呆然。
真野(斉藤由貴)はネット上ですでに芦原江梨子(西山繭子)というシステムエンジニアの防犯対策が甘かったことが原因として特定されていることを伝えます。
与田(水川あさみ)は偶然にも彼女の後輩であったことから、連絡を受けて彼女が事務所にやって来ました。
開発責任者という立場だった彼女は責任を認めつつ、育児休暇を取っている間にサービスが始まり、トラブルも休暇中の出来事であるにも関わらず、彼女は自分が非難の対象になり、名前だけでなく顔までネット上に晒される事態に悩んでいました。
工藤海斗(柳下大)社長の会見に潜り込んだ氷見と与田。
工藤は動揺しオドオドしている様子でしたが、氷見は芝居であることをお見通しでした。
工藤たちは全ての責任を江梨子になすりつけようとしていました。
真野が事務所でカードの不正利用の流れを調べると、江梨子ではなく、会社側の対策の不備に原因があったことがわかります。
そこで氷見たちはその事実を東堂(泉里香)に記事にしてもらうことにしました。
スキャンダル専門弁護士QUEEN 7話 ネタバレ

事務所では危機管理部のメンバーが思い思いに時間を過ごしていました。
しかし、今巷を賑わせているスマホ決済サービス「ペイグッド」で顧客のカードが不正に利用されるという問題が発覚したという、事務所のテレビからの情報に突如青ざめる藤枝。
どうやら総額200億円ものポイント還元という話につられ、被害者の一人となってしまったようです。
システムエンジニアとして働いていた芦原江梨子という女性が、早くも特定されネットで情報を公開され、叩かれていました。
江梨子が偶然にも与田の大学時代の先輩だったことから、鈴木法律事務所危機管理部がこの案件を引き受けることになりました。
2年前からペイグッドのシステムエンジニアとしてスマホ決済のシステムを責任者という立場で作っていたという彼女。
そのため自分の責任も認めつつ、彼女が育児休暇に入ってからサービスが始まり、問題が起きたのも休暇中であったにもかかわらず、彼女が非難の対象になってしまったことを悩んでいました。
氷見たちは会社側の会見後に対策を考えることにしました。
江梨子はネット上に名前を明かされ、顔写真まで載せられていることから、まともに日常生活を送ることすら難しい状態です。
さらに、彼女は元々システムエンジニアとして働いていたはずが、育児休暇を終えるとすぐ希望とは違う経理の仕事をすることになったと言います。
旦那さんがリストラに合い、江梨子が生活を支えている芦原家は勤務時間の短い今の仕事ではギリギリの生活でした。
ペイグッドの社長である工藤海斗は会見でかなり動揺し、いっぱいいっぱいといった様子でしたが、氷見に言わせればそれは芝居。
工藤は開発責任者の江梨子だけに責任を押し付けて切り捨てようとしていました。
しかし真野が問題が起きた原因を探った結果、クレジットカードのセキュリティコードの入力を永遠にやり直せ、ロックがかかることがないため、第三者が何種類ものコードを試せるという緩すぎるシステムに原因があったことがわかります。
クレジットカード番号についてはおそらく闇サイトから入手したものだろうと真野は言います。
そこで、会社側のセキュリティ対策があまりに甘かったという真実を記者の東堂に記事にしてもらおうと考えました。
東堂を事務所に呼び出し、本題に入った頃、突然与田の携帯に江梨子から自分のことを記事にしないでほしいと連絡が入ります。
彼女は記事を出したら家族のことを晒すと社長の秘書から脅され、何をされるかわからないと言うのでした。
育児休暇を終え、システム開発ではなく別の部署に異動になった江梨子ですが、システムエンジニアの仕事に誇りを持っている彼女は元の部署に戻りたいと思っていました。
氷見たちは彼女の家族を守ることを約束し、もう少し戦わせて欲しいと頼むのでした。
江梨子は忘れてしまった様子でしたが、大学生の時与田は教授からセクハラを受け、彼女に救われた経験があり、彼女がいなければ今自分はここにいないと改めて思いを巡らせていました。
そして今度は自分が江梨子を助けたいと強く思うのでした。
そこで二人は江梨子の同僚たちから話を聞くことにします。
彼女たちの証言から会社に問題があったことがわかります。
しかし大変な時に休みを取った彼女にも問題があったと言う同僚もいました。
与田は同僚たちからの話を江梨子に伝え、自分がやるべきことが2つあると告げました。
それは彼女の名誉を取り戻すことと、会社のストレスの多い環境そのものを良くすること。
そのために会社の表に出ていないブラックな本質を調べて公にすることにした与田は、江梨子に勤務時間などの社内のデータを調べるように頼み、週刊誌にそれについての記事を掲載させることにしました。
記事によって世間から大バッシングを受けることになった工藤は氷見たちの元に抗議に訪れます。
しかし、逆に与田に200億円ものキャンペーンができる資金が元々ペイグッドになかったことを指摘され、収支のバランスを考えないのは違法であるという事実を突きつけられます。
さらに、キャンペーン中社員からの報告で、すでに不正利用について知っていながら対応しなかったことまで調べ上げられ、観念した様子の工藤は与田の要求通り社長職を辞任することになりました。
しかし工藤は元々欲しがっていた他社に会社を売ってしまえばいいと考えていたようで、早速電話で交渉していました。
その電話中あるメールに目を止めた工藤。
そのメールはレジャー大手のマネークアミューズメントからの提案で、なんとペイグッドは工藤が社長をやめる前にマネークに買収されることになったのです。
マネークの子会社の株式をもらい、結果的に得をした工藤の姿に呆然とする与田。
そのことを江梨子に話し、申し訳なさそうな与田でしたが、彼女は工藤がもらった子会社の株式が暴落して大損したことを伝えるのでした。
江梨子は無事に望んでいた通り元々在籍していた部署に戻ることができ、職場の環境も変わって喜んでいました。
けれど、与田はマネークの社長が、氷見と恋人かもしれない吾妻(山本耕史)議員とかなり親しいことを知り、この買収は氷見が恋人のために操作したのではと考えていました。
スキャンダル専門弁護士QUEEN 7話 見どころ

今回のクライアントは与田の大学時代の先輩であり、彼女に助けてもらった過去があることから与田が中心になっています。
氷見の右腕として働く頭脳明晰な与田ですが、サービス精神に溢れおちゃらけたりするところもありますよね。
けれど今回はとにかくまっすぐに彼女を助けようと奮闘する与田の姿は見どころです。
特に調べ上げた不正を工藤社長に突きつけ、啖呵を切るシーンはとても気持ちよく、女性視聴者のストレスを吹き飛ばしてくれることでしょう。
さらに、このドラマは色彩が独特でまさに大人のドラマといった感じがしますが、今回は特に与田が氷見への疑問について事務所で調べ物をするシーンがすごく綺麗でした。
色彩や構図などについても改めて注目してもらいたいです。
スキャンダル専門弁護士QUEEN 7話 注目のキャストは?
フジ スキャンダル専門弁護士 QUEEN@水川あさみ pic.twitter.com/8EvnzHSO22
— 城丸香織 (@tokyostory) 2019年2月21日
今回はストーリーの中心となってクライアントを助けるために奮闘していた、弁護士の与田を演じている水川あさみさんです。
1996年にヘーベルハウスのCMでデビューした水川あさみさんは、翌年にテレビドラマ、映画と立て続けに初出演を果たし、その後2003年に公開された「渋谷怪談」で映画初主演、2008年に読売テレビで放送され大変話題になった「夢をかなえるゾウ」で連続ドラマに初主演されたほか、これまでたくさんの作品に出演されています。
その整った顔立ちから、最初はクールな印象を受けた方も少なくないと思いますが、飾らない性格で、よく笑う明るい彼女はコメディもそつなくこなし、時にはバラエティー番組でも大活躍されていました。
そんな水川あさみさんが今回演じているのは弁護士という堅い職業ですが、キャラクター監修がバカリズムさんということもあってか、おもしろい演技も要求されていますよね。
けれど主に与田と行動を共にしていることで登場場面が多いわりにはこれといって大きな役割を担うことがなかった与田。
今回は彼女の思いが強い案件だったこともあり、登場シーンも多く人物像にも一気に近づいた気がします。
時々心の奥の闇を感じるような発言をしたりするので私にとっては気になる存在でした。
しかしそれは彼女の真面目すぎる性格から来ているのかもしれないと腑に落ちた回になりました。
スキャンダル専門弁護士QUEEN 7話 感想
はっきり言って今回はクライアントそっちのけで与田に夢中の回でした。
お世話になった先輩である江梨子の悩みに真摯に向き合う姿や、時に強気で戦う姿はとても好感が持てましたし、活躍の場が多かったせいか、ワンショットになるシーンも多々あり、今回は特に「綺麗だなー、この人。」って、見とれてしまいました。
時々相手の揚げ足を取るような発言をするところも、彼女の真面目な性格から来ていると今回わかった気がして、なかなか人となりが見えてこない危機管理部のメンバーの人間らしい一面を見れた回になったのでよかったです。
ただ、マタニティハラスメントが一つのキーワードとなった今回、育児休暇中にトラブルに巻き込まれた江梨子について、大変な時に休んだのも悪いと同僚が言った一言。
ドラマ内でも子供のいる人といない人との意識の違いが話題になっていましたが、現代社会のリアルが描かれているなぁと感心しつつ、すごく折り合いのつけにくい難しい問題だと考えさせられました。
スキャンダル専門弁護士QUEEN 7話 まとめ
破格のキャンペーンにより顧客を増やすことに成功したペイグッドが、カードの不正利用というトラブルにあい、それが報道されると一人の社員がネット上で特定され晒される事態になりました。
その彼女に罪を着せることで会社が被害者という立場に立ち、今度は氷見たちが会社の裏側を調査して記事にすることで会社側が世間からバッシングを受けることになりました。
見事なまでに情報に踊らされる現代の日本を象徴したような展開で、情報を鵜呑みにするのは危険だと改めて感じました。
そしてラストでは与田が、氷見が今回の買収を目論んだのではと疑っていましたが、どうして吾妻とまだ繋がっているのか、きっと予想外の真実が隠されていると思うので楽しみです。
以上、
「スキャンダル専門弁護士QUEEN|7話のあらすじ・ネタバレを本気で書きました!」
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