6月17日に最終回を迎えた月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』。

10話の最後に唯織が杏に替わって手術をするようなシーンがありましたね。やっぱりこういう展開になったか…と。

実際に医者以外の者が手術をしたらどうなってしまうのか?その辺も調べて記事にしました!

是非読んで下さいね!


そして放送終了後にうれしいお知らせがありましたね♪

6月24日、夜9時から『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~特別編 旅立ち』の放送が決定!というわけで今回は最終話の内容や見どころを振り返っていきたいと思います。ネタバレしているので未視聴の方は気を付けてください!

ラジエーションハウス 最終回 あらすじ・ネタバレ


これまでずっとうつ病だと診断されてきた甘春総合病院の前医院長であり放射線科医・甘春杏の父親でもある正一でしたが、主人公の放射線技師・五十嵐唯織は全く別の病気の可能性があると考えます。

正一には自転車に追突され、その後、北海道行きの飛行機内で乱気流に巻き込まれた過去がありました。それらの話や正一の症状、そして新人技師・広瀬裕乃が造影CTの際に漏らした造影剤からヒントを得た唯織は正一にMRI検査と髄液漏れの検査を行います。あがってきた検査画像を見て唯織の考えは確信に変わります。正一は低髄液圧症という病気でした。

過去の追突事故で硬膜にできた裂け目から髄液が漏れ出してしまい、それが飛行機の気圧や乱気流の振動でますます悪化していたのでした。低髄液圧症は手術で回復する可能性があるので杏は喜びますが、そんな中、正一が急に意識障害を起こしてしまいます。ところが甘春総合病院には緊急手術に対応できる医師がいません。その状況に杏は自分が執刀すると言い出し、唯織もある覚悟を決めます……。

人生をかけて愛した杏のピンチに唯織はどのような行動に出るのでしょうか。正一の命は助かるのか、そしてワシントンの恩師から新しい研究チームに招待を受けている唯織は甘春総合病院を辞めてしまうのか。


ここからは結末までをネタバレしたあらすじですので注意してくださいね!

正一の治療を始めた杏でしたがリスクの高い手術への重圧から処置をする手が止まってしまいます。その姿を見た唯織は交代を申し出ました。手術は無事に終了しますが偶然その場を見ていた麗洋医大からの嘱託医師が違反だと騒ぎ立てマスコミが押し寄せる騒ぎになってしまいました。

唯織は医師免許を持っていたので罪に問われることはありませんでしたが、規律を重んじる麗洋医大は唯織の処分を要求します。また報道の影響で患者が激減してしまい唯織はこれ以上の迷惑はかけられないと病院を去る決意をするのでした。

唯織がワシントンに旅立つ日。辞めたことを聞かされていなかった杏は動揺し追いかけます。無事、唯織に再会を果たした杏はあなたが手出しできないくらい、優秀な放射線科医になってみせます。だから……必ず戻ってきてくださいと言いふたりは新たな約束を交わしたのでした。

ラジエーションハウス 最終回 見どころ


やはりこれまで医師免許を持っていることを隠し続けてきた唯織が杏のために正一の手術を行う場面ですね。

処置を始めた杏でしたが横たわる父の姿に思わず手を止めてしまいます。そのときでした。唯織が杏の腕をぐっとつかみ「代わります」と宣言します。

そもそも唯織が医師免許を持っているのにも関わらず放射線技師として働いていたのは杏と幼少期に交わした“世界一の放射線技師になる”という約束を守るためだったので、もしここで医療行為をしたら技師ではいられなくなり約束を果たすこともできないわけですよ。

そのあたりの唯織の強い覚悟が表れているシーンなので注目してみてください♪

ラジエーションハウス 最終回 医師以外が手術したら実際はどうなる?


最終話で唯織が正一の手術をしましたが、もし唯織が医師免許を持っていなかったらどのなっていたのでしょうか。そもそも放射線技師は診療放射線技師国家試験に合格すれば就くことができるので医師免許の必要はありません。それはつまり技師は医療行為をすることはできない、ということでもあります。

医師免許を持たない者が手術をするとほとんどの場合、医師法17条「医師でなければ、医業をなしてはならない」に違反することになります。ほとんどの場合と書きましたが例外はあるのでしょうか。例えば災害が起き、陸からも空からも救助が困難な状況で一刻を争う病人がいたとします。このような極限状態で無免許者が手術をし助けることができました。やはりこの場合も罪に問われてしまうのでしょうか。みなさんはどう思いますか?

上記の行為が犯罪になるかどうかは刑法37条「緊急避難」に該当するかどうかがカギとなります。緊急避難とは、「自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない」という規定です。

しかしこの緊急避難は、“取るべき手段がそれしかなかった場合”でなければ成立しないなど相当厳しいので、犯罪にならないのは非常に稀なケースしかないと言えますね。ですので、もし唯織が無免許で正一の手術を手伝っていたなら間違いなく罪に問われていたと考えられます。

ラジエーションハウス 最終回 感想


放射線科にスポットをあてたことでこれまでの医療ドラマとは違う視点から興味深く見ることができ面白かったですね。

唯織が旅立ってしまったのは寂しいですが、約束は必ず守る男ですから、きっと“世界一の放射線技師”になって甘春総合病院に戻ってきてくれるのでしょう。

コードブルーのように長く愛されるシリーズになるといいですよね♪

まとめ


今回はドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の最終話のあらすじや見どころを紹介しました。

ラジハロスはまだ早いですよ~!

次回はスペシャルがあります!

『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~特別編 旅立ち』

こちらも必ず観ないとですね!


以上、
『ラジエーションハウス』最終回(11話)で唯織が手術?ネタバレ感想はこちらから!

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