いつもと変わらない穏やかな日々を送っていると、突然、刃物を持った人間が暴れて人を襲っている。想像しただけでも恐ろしい話です。そんな現場に居合わせたとき人は為す術もないでしょう。まだ、記憶が新しいところで、2018年6月新幹線の中で刃物を振り回す男から乗客の命を救った一人の男性がいました。

しかし、残念なことに勇気ある行動をとったその男性は犠牲になってしまいましたね。葉山も小学生時代に家庭教師だった女性が通り魔に襲われてその現場に居合わせた。でも、葉山は女性を助けることも警察の事情聴取にも何も話すことが出来なかった。

その事が切っ掛けで葉山は警察官になったが、未だにその時の光景が蘇り悩まされている。そんな中、連続殺傷事件が発生。葉山は、過去の事件と今回の事件にどう立ち向かっていくのでしょうか。葉山の強い思いが事件解決の糸口へと。

ストロベリーナイト・サーガ 6話 あらすじ


勉強の疲れかうたた寝をしていた葉山は通り魔事件の夢をみて目が覚めた。そこに、今泉係長が入って来ると連続殺傷事件の捜査をするよう姫川達に伝えた。被害者は三人、容疑者を確保したが計画的犯行か通り魔によるものなのか定かでない。

事件解明を託された姫川班は、上本所署に向かい係長の越野から詳しい現状を聞く。最初の被害者・峰岡里美が刃物で襲われているところに、丁度飲食店から出てきた菅沼久志と小野彩香に助けを求めた。犯人が後ろから追いかけてきて、助けに入った二人も襲われてしまった。

容疑者に切りつけられた小野は軽傷で済んだが、菅沼は首を切られため死亡。その後、容疑者は自殺を図るが命は取り留めたが意識不明の重体、身元や犯行動機を知るすべがなかった。

姫川から捜査方法の説明があると、葉山は真剣な表情で被害者の小野彩香を当たらせて欲しいと願い出た。姫川はいつもと違う葉山の様子を察し、申し出を許可し湯田と組むよう指示を出した。上本所署の刑事課は人手が足りず、姫川班だけで捜査を開始することになる。

ストロベリーナイト・サーガ 6話 ネタバレ

被害者の峯岡里美に息子がいた。菊田が峯岡の戸籍を調べると今年18歳になる一人息子の重樹だ。姫川達は、峯岡が以前住んでいた千葉のアパートに向った。するとそのアパートは廃墟となっていたため、管理者の許可をもらい中に入ると部屋は散乱しゴミ屋敷。

湯田が押し入れを開けると布団の間に幼児の遺体を発見。姫川は里美のもとへ行き、幼児の遺体発見の報告をすると息子の重樹だと言い出し、重樹が生まれてからの事を悪びれることなく語り出した。

別行動を取っていた葉山は、やっと小林彩香から事件の状況を聞く事ができ、被疑者と被害者は顔見知りだとわかった。そして、被疑者は「ヒロに謝れ」と語っていたことを知ると、アパートで見つかった遺体が弟の「ヒロ」だとわかった。

すると、被疑者の意識が戻ったと越野係長が入ってきた。翌日、姫川と菊田は重樹に会いに行く。重樹は「内田茂之」という戸籍を持っていた。姫川は、事件の内容を淡々と話始め、重樹は初めて菅沼久志という人物が亡くなったことを知って驚く。

姫川は、確認のためと言ってアパートで見つかった幼児の遺体が「ヒロ君」ですねと聞くと、重樹から「ヒロ」の出生から峯岡に捨てられたことまで話し始めた。それから重樹は姫川に罪を償うと語ったあと泣きながら御礼を言った。

ストロベリーナイト・サーガ 6話 見どころ


重樹の意識が戻った事を聞いて、姫川と菊田が重樹に会いに行く。そこで姫川が重樹に「峯岡重樹さんですね」と確認したことで、重樹は全てを話始めた。幼少の頃、里美から外に出るなと言われて、弟のヒロとゲームなどをしながら一日を部屋で過ごしていた。

里美はアパートに帰って来ない日も多く、幼い子供二人だけの生活だったが、ある日、重樹が気付くとヒロは死んでいた。里美は育児を放棄していたにも拘わらず重樹のせいだと責めたて、重樹を捨ててしまう。18歳になった重樹は里美に逢いに行くが酷い仕打ちにあう。

重樹の話を聞いていた姫川の目に涙が‥。姫川は、重樹からヒロのことを聞かれると「ご遺体は綺麗でした」と伝えた。重樹はその言葉で「闇」から抜け出すことが出来たのかもしれない。

ストロベリーナイト・サーガ 6話 注目のキャストは?


いつも姫川からノリと呼ばれている葉山則之役の葉山奨之さん!

大阪出身で中学3年生の時に映画「クローズZERO」の小栗旬さんに憧れて同じ事務所に入ったそうです。
デビューは2011年テレビドラマ「鈴木先生」に出演後、トントン拍子にドラマ、映画と出演作が増えていっています。

演技力にも定評がある葉山さんは、「ストロベリーナイト・サーガ」でも二階堂ふみさん、亀梨達也さんの主演二人に匹敵するくらいの演技力と物静かではあるが存在感もありますね。

6話では、被害者の心に寄り添ったことで事件解決への糸口を掴むことができて、ノリらしい捜査をしましたよ。ノリも「闇」から少しは抜け出ることができたのかな?

ストロベリーナイト・サーガ 6話 視聴者の感想





まとめ

「居所不明児童」という言葉を今回のドラマで初めて知りました。息子が実の母親・峯岡里美を刺して自らも自殺を図るとは、とても切なく胸が苦しくなる事件でした。里美は、全て他人のせいにして自分の身勝手でヒロを死なせ、挙げ句の果てに生き残っていた重樹を捨てるとは最低な人間だ!!

だが、里美の言葉で一つ気になったことが。千葉のアパートで見つかった遺体は重樹だと言い、襲ってきた男のことは知らないと言った里美の気持ちが分からない。姫川は、里美に容疑者が自殺を図ったことを話していませんでしたよね。

里美はこんな事態になったから、母性が目覚め息子をかばおうとしたのか?今更遅いよね。里美は事の重大さをわかっていないような気もするが‥。悔しいことに里美が罪に捕らわれることはないでしょう。ただ、今回の事件で里美は「夢の中」から現実に戻って来たと思う。

以上、
「ストロベリーナイト・サーガ6話「夢の中・闇の色」ネタバレ感想!この話泣ける…」
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