大きな一つの案件と小さな一つの案件が最終的に関わりを持つという展開が素晴らしい弁護士ドラマ、「SUITS」。

甲斐と大輔のコンビも様になりはじめましたが、これまではどこか甲斐よりも大輔が主役な感じでストーリーが進んでいました。

今回の主役は一体どちらなのでしょうか。

ちなみに前回ファームの中でキーパーソンとなったのは蟹江でしたが、今回はチカが関係しているようです。

それでは気になる「SUITS」4話のあらすじ、ネタバレ、見どころ、感想などをお送りします。

ドラマ「SUITS」4話 視聴率

4話の視聴率は8.9%と前回の10.3%より下がってしまったけど、内容は面白いですよ!

ネットで見逃し配信で見てる人も沢山居そうだから数字はあてにならないでしょー!

あと、原作の海外版「SUITS」と比べちゃダメ!

キャストそれぞれ良い味出してるよね!

ドラマ「SUITS」4話 あらすじ

東大法学部教授の退職を祝うイベントで甲斐(織田裕二)は後輩であり大手弁護士事務所のエース、畠中美智瑠(山本未來)と再会。

偶然チカ(鈴木保奈美)と夜のバーで訴訟を起こされた製薬ベンチャーナノファーマの代表、辛島悠紀夫(小市慢太郎)のデート現場を見てしまった甲斐はナノファーマを探ろうとしていました。


その頃、蟹江(小手伸也)主催のクイズ大会で大輔(中島裕翔)はハーバードのクイズに答えられず同僚のアソシエイト館山健斗(岩井拳士朗)に決勝で敗退。

2位の賞品として大輔は蟹江からボランティア案件を任せられることに。

依頼人は家賃を滞納し、支払い勧告を無視してオーナーから訴えられた春日友加里(生越千晴)でした。

彼女は、管理状態が悪いマンション側のせいでペットのウサギが死に、仕事もできたくなったとして法廷で闘う考えです。


一方、甲斐はチカに辛島を助けるよう言われます。

実は彼は、チカの元夫だったのです。

立花理乃(中原果南)と共に、ある難病の特効薬を開発した辛島でしたが、この薬、レミゼノールを使った患者数名が副作用により肝機能障害を起こしたと訴えられていました。

そこで甲斐は被害者側の弁護をする福原太一(渡辺憲吉)に見舞金を支払うことで和解を申し出るのでした。

ドラマ「SUITS」4話 ネタバレ

ある夜、甲斐は東大法学部教授の退職を祝う会に出席。

そこで後輩の畠中に声をかけられ、普段ならこんな会には顔を出さないのにどういう風の吹き回しかと皮肉めいた質問を投げかけられます。

甲斐はこの間、代表のチカがデートしていた、製薬ベンチャーのナノファーマの代表を務める辛島悠紀夫について調べようとしていました。

大手事務所でエースとして活躍している彼女に、ナノファーマについて切り出し、訴訟を起こされた事は聞いたと言うと、畠中の事務所に問い合わせが来たものの、断ったと語ります。


同じ頃、蟹江貢主催のクイズ大会に参加していた大輔は、暗記した情報を武器に余裕で勝ち進んでいました。

しかしハーバード大に関する最終問題で、知らない学生はいないほどのお店の看板メニューを問われ、アソシエイトの館山健斗に1位の座を譲ることになります。

大輔は2位の賞品として、あるボランティア案件を任されます。

蟹江は、もぐりじゃないよね?と完全に疑っている様子。

ナノファーマの案件を受けたチカは、甲斐に頼みたいと言いますが、甲斐は関わりたくないと断ります。

しかしチカに辛島は別れた夫だと明かされ、引き受けざるを得なくなります。


大輔は蟹江から引き受けた依頼人、春日友加里に会っていました。

彼女は何度も支払い催告を無視して3ヶ月も家賃を滞納し、オーナーから訴えられています。

しかし、彼女はマンションの下水の臭いがひどく、そのせいで飼っていたウサギがストレスで病気になって亡くなり、落ち込んで働く気になれず会社を辞めてしまいました。

全てはオーナーのせいだと大輔に訴えるのです。


辛島の元を訪れた甲斐は、骨や軟骨が硬化する難病、関節骨化症の特効薬、レミゼノールの共同開発者、立花理乃(中原果南)と対面。

薬を使用した患者数名に肝機能障害が起きたことから、辛島たちは損害賠償を求められています。

甲斐は辛島に、副作用で苦しむ人たちがいるのに薬の正当性ばかりを主張するあなた方をどう助ければいいのかと冷たい対応。


一方、友加里の部屋を訪れた大輔は彼女の主張通り下水からの異臭を確認。

共用部にはゴミが散乱していて、管理状態が悪いことは明らかでした。

被害者側の弁護士、福原に見舞い金を支払う形で和解をしたいと申し出ます。

薬と副作用との因果関係が証明されていないことから、あくまでも人道的見地からだと主張します。

しかし福原弁護士が試算したお見舞い金の書類には50億もの金額が記されていました。

何の冗談かと書類を返す甲斐に福原は、当然の額だと言います。

福原はレミゼノールは出してはいけない薬だったと考えているようでした。


甲斐は民事調停をやめ、法廷で戦うことに決めました。

チカは、負ければ彼の会社は潰れると猛反対します。

そこまで心配な相手を自分で弁護しないことについて、立花が辛島の現在のパートナーであることを見抜いた甲斐。

チカは前妻である自分が受けるわけにいかず甲斐に頼んだのです。

甲斐は自分のやり方でやらせてもらうと立ち去ります。

甲斐はレミゼノールの治験結果について疑い、大輔に大量のレミゼノールの治験症例報告書を3日で暗記するように指示します。


友加里と共に東京地方裁判所を訪れた大輔はとても緊張していました。

なにしろこれが初法廷。

しかも相手側の弁護士は畠中でした。

法廷では、友加里がうつ病と診断されたのはウサギが亡くなる1年前であった記録が新たな証拠として提示されます。

これにより、ウサギの死と友加里の病気の発症は無関係とされ、あっさり敗訴してしまいます。

しかし相手側の弁護をしているのが畠中だと知った甲斐は、大輔に控訴しろと言います。

彼女がこんな安い案件を引き受けたのには裏があるはずだと考えたのです。

そして、辛島の裁判が始まり、書類の一部が抜けていて、被告人が裁判で不利になるものを隠蔽した可能性があると福原に指摘されてしまいます。

すると立花の顔色が変わります。

誰のデータを何のために隠したのかと甲斐が立花に問いますが、立花はチカの事務所から来た甲斐に心を開こうとしません。

そこで甲斐はチカに立花と話をするように言います。

チカと辛島が離婚する前から立花と辛島の関係は始まっていて、不倫していたという負い目から、そのことまで明らかにされると怖れているのではと甲斐は考えていました。

チカは立花に、昔のことで責めるつもりはないと前置きをした上で、今後は何も隠さずに話すように伝えます。

すると立花は辛島が倒れた時見舞いに来なかった理由を問います。


その頃、辛島は会社を立ち上げたばかりで、仕事に忙殺されていました。

そして病に倒れ、入院していたのです。

しかしすでに辛島と別居していたチカは、辛島がどんな病気だったのかすら知りませんでした。

友加里のマンションのオーナーの裏に、買取再販業者の存在が明らかになり、マンションの管理状態の悪さは、強引な立ち退き目的だった可能性が出てきました。

さらに彼女はシラミにも悩まされていたのです。

調べると、オーナーが買い取った他の物件から、被害に遭った住人が多数見つかりました。

大輔は被害者に集まってもらい、一斉に聞き取り調査を行います。

その様子を見ていた甲斐は、何か閃いたようでした。


後日、辛島たちは関節骨化症の患者たちを集めて謝罪し、そこで甲斐が、関節骨化症に悩むある患者の映像を見てほしいと映し出したのはなんと辛島が病と戦う姿でした。

立花は彼のデータを隠したのです。

映像には辛島がレミゼノールの効果で立てるようになり、立花と共に喜ぶ様子がありました。

レミゼノールは自分には副作用もなく良く効いたけれど全く効かない人もいることを語り、同じ病気を克服した立場からみなさんを治したいと誠意を持って伝える辛島。

さらに補償のため、会社の株の一部を譲渡すると甲斐が付け足します。

辛島の思いが患者らに届き、無事話がまとまりました。


マンションのオーナーと畠中のもとを訪れた甲斐と大輔。

友加里の部屋に敷かれていたカーペットを持ち出した大輔は、検査機関に検査を頼むとカーペットから大量にシラミが発見されたことと、防虫剤の研究のためとシラミをもらいに検査機関に来た男がいたことを告げます。

しかしオーナーはまだ認めようとしません。

友加里の自宅を訪れたオーナーは大輔が入って部屋の臭いを確認するよう求めても意地でも部屋に入ろうとしませんでした。

大輔はそのことを不審に思っていたようで、他にも被害者がたくさん見つかっていることを伝えると、警察に通報しますか?とオーナーを追い詰めます。

するとオーナーはついに観念したのでした。

ドラマ「SUITS」4話 見どころ


今回の見どころは、チカに頼まれて関わった案件が、とても不利な状況から甲斐の頭脳によって解決に導かれる中で明らかになる真実を含め、想像のつかない展開が繰り広げられるところです。

さらにもう一つの見どころは、大輔の初めての法廷。

敵対する弁護士がエースの畠中ということもあり、最初はこてんぱんに打ちのめされた大輔でしたが、甲斐の判断により控訴し、マンションの問題を突き詰めた結果重大な証言からオーナーの悪事を暴くことができたところは大きな見どころです。

ドラマ「SUITS」4話 注目キャストは?

今回注目したのは、評判の悪い製薬ベンチャーの代表、辛島の元妻であることが明らかになった、幸村・上杉法律事務所の代表、幸村チカを演じる鈴木保奈美さんです。

1991年に放送されたフジテレビ系ドラマ、「東京ラブストーリー」の赤名リカ役で一躍有名になり、以降「愛という名のもとに」、「この世の果て」など、多くのヒット作で主演を務め、トレンディドラマの女王と呼ばれていた鈴木保奈美さん。

そんな彼女が、「東京ラブストーリー」で恋人役を演じていた織田裕二さんと月9で共演するとあって、「SUITS」放送開始前から私たちをワクワクさせてくれました。

チカは織田裕二さん演じる甲斐の上司として指示をしたり叱りつけたりと知的で強い女性という印象ですが、今回は元夫の辛島の存在により、弱い面もあることが判明。

甲斐との関係性も注目ですが、大輔が本物の鈴木大輔ではないとバレた時、チカがどうするのかもすごく気になります。

年齢を感じさせない綺麗さとスタイルの良さ、かわいさと色っぽさが同居した声も変わらず魅力的で、素敵な衣装を完璧に着こなしているところも女性なら憧れますよね。

ドラマ「SUITS」4話 感想

今回は甲斐と大輔がそれぞれ別の案件に挑んでいましたね。

甲斐の「控訴しろ」の一言で結果的に勝ちを掴めたことや大輔が被害者に集まってもらって聞き取りをしているのを見て甲斐が次の行動を閃いたりと、お互いに影響し合い、自然と助け合っている姿から、二人の繋がりが深くなっていることを感じました。

甲斐は儲け重視の悪い弁護士なのかと思っていましたが、むしろ「正義は必ず勝つ」という言葉が似合いそうな正統派な弁護士に見えてきました。

けれど、大輔の経歴詐称を含めてたくさんのずるい手を使っていることも事実ですし、大輔は大輔でなんだかチャラい感じが納得いかない。

結局いいコンビなんだか悪いコンビなんだか…

ここからの展開が楽しみでもあり怖くもあります。


そして今回、チカがなんだか切なかったですね。

不倫されていた上に、旦那さんが入院していても今の今までどんな病気だったのかも知らず、不倫相手にその頃の病状を知らされることになる。

信頼している相手で憎しみなどないのに愛していなかったのではと今の辛島のパートナーに言われるのは辛かったと思います。

ドラマ「SUITS」4話 まとめ

このドラマは相変わらず、甲斐がどんな問題もすっきりと解決してくれるのでラストには爽快感を味わえます。

一度負けても次の策や新たな可能性を考えて再び戦えるというところが視聴者を引きつけるポイントなのかもしれません。

そして、登場人物それぞれが毎回何かしらの重大な役割を担っているところや、二つの案件が交互にリズム良く進んでいくところもこのドラマの魅力だと感じています。

以上、「SUITS/スーツ-4話のあらすじ、ネタバレをどこよりも詳しく解説!感想も見てね!」

をお届けしました。