私が物心ついた時にはすでにテレビの中で活躍されていた竹下景子さん。歳を重ねても変わらず綺麗で知的な印象は変わりません。

当然のように芸能界に存在している竹下景子さんですが、正直なところ彼女がどのようにしてそのポジションを手にしたのか、全く知りません。

そこで今回は、竹下景子さんのプロフィール、デビューのきっかけや出演された作品の数々、ご家族についてまで掘り下げてみたいと思います。

プロフィール


本名:関口 景子(せきぐち けいこ)
生年月日:1953年9月15日
出身地:愛知県名古屋市東区
身長:157 cm
血液型:A型
職業:女優

2人兄弟で、弟がいます。

愛知県の完全中高一貫校である私立の女子高の南山高校女子部出身。

高校1年生の時にラジオ番組のイベントにて、パーソナリティを務めていた俳優さんに勧められたことがきっかけでドラマデビューを果たされます。

学業を優先するため高校時代は目立った芸能活動はしていません。

東京女子大学 文理学部社会学科に進学、大学2年生の頃から本格的に女優としての活動を始め、その忙しさから大学は5年かけて卒業。

大学5年生の時に「クイズダービー」のレギュラーに抜擢され人気が急上昇、お嫁さんにしたい女優NO.1にも選ばれました。

「クイズダービー」には3代目4枠レギュラー解答者として約16年間出演、3枠のはらたいらさんに次ぐ高い正解率だったことは有名です。


1978年に「結婚してもいいですか」で歌手デビューされた他、24時間テレビや日本レコード大賞など、大舞台で司会を務めた経験もあります。


受賞歴:

・エランドール新人賞(1978年)
・芸術祭 「モモ子シリーズI 12年の嘘」優秀賞(1982年)
・第17回日本アカデミー賞 「学校」優秀助演女優賞(1993年)
・第6回日刊スポーツ映画大賞 「学校」「望郷」助演女優賞(1993年)
・アジアTV祭「夫の宿題」主演女優賞(2000年)
・紀伊國屋演劇賞(2007年)

北の国から 竹下景子 どんな役?キャラは?


純と蛍の母親令子の妹で、純と蛍からは「雪子おばさん」と呼ばれ、懐かれている宮前雪子を演じました。

かわいらしくモテる女性ですが、優柔不断で男性を振り回してしまいます。

不倫相手の井関利彦との交際に悩み、五郎たちを頼って同居するようになり、家事も引き受けていました。


その後、「’83冬」では草太に惚れられ、一度は草太との結婚を決意するものの同じころ井関から離婚成立の知らせを受けたことで気持ちが揺らぎ、「’84夏」で結局は井関と結婚して東京へ帰ることに。

井関との間に長男・大介をもうけますが井関の不倫で離婚し、再び富良野へやってきます。

純たちにとっては優しいおばさんだったと思いますが、なんだか図々しさも感じますね。

北の国から以外の代表作品は?

「男はつらいよ」


山田洋次原作・監督のテレビドラマおよび映画。

テキ屋で生活をしている車寅次郎(渥美清)が、毎回旅先で出会うマドンナに心惹かれ、その後、寅さんの実家の団子屋「とらや」を舞台に人情喜劇が展開されるのですが、最後にはマドンナの恋人が現れるなどして寅次郎は失恋するか、好意をもってもらうと途端に逃げ腰になり、自ら身を引く形になっています。

決して成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描く大人気シリーズ作品。

第32作 『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』


昭和58年12月公開

寅次郎の妹さくら(倍賞千恵子)の夫の博(前田吟)の父・飃一郎(志村喬)の墓参りで、岡山県の備中高梁にやってきた寅さんは蓮台寺の住職・石橋泰道(松村達雄)の娘・朋子(竹下景子)に一目惚れ。

二日酔いの住職の代わりに見よう見まねで法事を勤め上げてしまうというコントのような展開となります。

竹下景子さんは本作で住職の長女で父を支えて寺を切り盛りしている石橋朋子という女性を演じました。一度結婚に失敗した彼女ですが、弟がカメラマン志望のため、婿養子をとって寺を継がねばならないと思っていました。

第38作 『男はつらいよ 知床慕情』


昭和62年8月 公開

北海道知床で寅さんが出会ったのは、不器用でも誠実な老獣医・上野順吉(三船敏郎)でした。

二人は意気投合し、居候させてもらうことに…


順吉の面倒を見ているのが、スナックママ・悦子(淡路恵子)。

ある日、順吉の娘のりん子(竹下景子)が、離婚して帰ってきます。

ところが不器用な順吉とりん子は、間を取り持ってくれる寅さんがいないと上手くコミュニケ−ションがとれずぎこちないまま。そんな父娘を見守る、スナックの常連たちと寅さんのやりとりが面白い作品になっています。

竹下景子さんは2度目のマドンナ、獣医の上野の出戻り娘、上野りん子を演じました。

第41作 『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』


平成元年8月 公開

東北のローカル線に乗っていた寅さんは、線路に寝そべり自殺をはかる疲れ果てたサラリーマン・坂口兵馬(柄本明)に遭遇。彼の話を聞き励ましているうち、ウィーン旅行に誘われ、断るはずが、結局旅行に同行してしまった寅さんでした。

絵画や文化には全く興味ない寅さん。ところが、現地でガイドをしている久美子(竹下景子)と出会い、久美子の悩みを聞くうち、寅さんは…

寅さんが海外に出たのはシリーズ初。

竹下景子さんは東京の商社に勤めていたが、自暴自棄になりヨーロッパへ行き、観光ガイドで生計を立てている江上久美子を演じました。

「学校」


東京下町にある夜間学校。

もうすぐ卒業する生徒たちに卒業文集を作る為作文を書かせる黒井(西田敏行)先生。
生徒一人一人との思い出を振り返ります。
そんな折、クラスの仲間のイノさん(田中邦衛)が亡くなったという知らせがもたらされるのです。

山田洋次監督が長年温めていたヒューマン映画であり、好評につき後にシリーズ化されます。
色々な事情から夜間学校に通う老若男女の生徒たちと教師との交流を温かく描きながら、現実社会の厳しさや、その中で必死に生きている人間の姿を描きます。

教師として黒井に憧れる、シングルマザーの田島という英語教師を演じました。

「わろてんか」


NHK連続テレビ小説で2017年10月2日から2018年3月31日まで放送されていたドラマ。

吉本興業の創業者吉本せいさんをヒロイン藤岡てんのモデルとし、明治後期から第二次世界大戦直後の大阪を舞台に、寄席経営に挑む姿を描いています。


藤岡てんは京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女として生まれ、良く笑う明るい少女でした。

しかしある日、父親から笑うことを禁じられます。そんな中てんは笑いを愛する旅芸人の藤吉と出会い、恋をします。

藤吉は大阪船場の老舗米問屋の長男であることで結婚への道は遠く、さらに藤吉が米問屋の商売に失敗してしまいます。

そんな時、てんは藤吉が好きな笑いを商売にして生きていくことを決め、夫婦で寄席を経営します。


竹下景子さんが演じるのはてんの母方のお祖母さん、藤岡ハツ。

言いたいことをズバッと言う性格ですが、家族にも従業員にも、人としての愛情をしっかり注ぎます。

竹下景子の旦那さんはどんな人?

竹下景子さんの旦那さんは15歳年上のカメラマン・関口照生氏。

写真家柴田信夫さんの助手として働きながら、数々の雑誌写真を手掛け、その後、フリーの写真家として、ジャーナリズム写真・広告、雑誌取材・コマーシャルの分野で活躍。特に女優をモデルにした写真で高い評価を受けています。

知り合ったきっかけは竹下さんがデビュー間もない1973年、銀行CMの仕事だったそうです。

飲み友達として付き合い始め、1978年には関口氏が竹下さんの写真集をポナペ島で撮影、その後女性誌が「半同棲生活」を報じます。

何度も噂になる度に2人は親密交際を否定していたそうです。

そして竹下さんの人気上昇の一方で関口氏は仕事の幅を広げ、いつしか一流カメラマンとなったのです。

交際から10年以上も過ぎた1984年、婚約会見が行われ「関口さんとは長い付き合いですが、結婚を意識したのは最近のこと」と語ったそうです。

竹下さんが飼い始めたハスキー犬が大きくなり、自分のマンションでは無理になったこともあって、「犬も片親だと非行になるかな?結婚してみようかな」と持ちかけ、関口氏が「ウン」と答えた事も明かされました。

関口氏は写真家としての活動のほか、日本テレビ系列の「THE・サンデー」などテレビのコメンテーターや、評論家・環境保全の論者としても活躍されました。

現在はオーケープロダクション所属で関連会社の株式会社アイ・バーグマンの代表取締役をされているそうです。

竹下景子の息子あれこれ

1986年生まれの長男、関口まなとさんは、イギリスに15歳から13年間も住んでいたそうで、英語が堪能。

ロンドン大学心理学科の俳優科を卒業され、日本にとどまらずイギリスやアメリカの演劇や映画などに出演、世界を股にかけて活躍されているそうです。


次男の関口アナムさんは1988年生まれ。

武蔵野美術大学造形学部映像学科を卒業されています。

卒業後イギリスに2年間留学し、帰国後「自分は役者になる」と両親に宣言。

その後関口アナムさんはドラマ「僕のヤバイ妻」、「5→9~私に恋したお坊さん~」、「コード・ブルー」他、数々の話題作に出演されています。

次男の関口アナムさんはアラサーにして親と同居するものの家賃を入れておらず、逆に月に20万円のお小遣いをもらっているということで過保護とネット上で話題に上っていました。

100万円の高級腕時計を買ってもらったり、大学時代に映画制作のために機材購入費として100万円を融通してもらったりという一般庶民の感覚とは掛け離れたエピソードも明かされていました。

さらに、竹下景子さんの息子について調べてみると、「逮捕」などという関連ワードが出て来るので、二世にありがちなパターンかと思いきや、息子さんのどちらもそのような事実は無いようです。

間違った情報が流れてしまうのも芸能人だから仕方ないと言ってしまうにはあまりに失礼なデマ情報ですよね。

まとめ

私の世代では「クイズダービー」で活躍していた頭のいいタレントさんというイメージでしたが、若い頃女優として惜しげも無くヌードを披露したりと作品に対する情熱のある女優さんなんですね。

過去に出演された作品の多さには正直驚かされました。

才色兼備で良妻賢母。

まさに憧れの女性像です。


以上、
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